昨年の桜、今年の桜 [カフェ開店]
今年も、ようやく咲き始めた桜の小枝を備前焼の花入に挿して出窓に飾ってみました。
そういえば、昨年の今頃の時期も、この場所を大きな桜の枝が飾っていました。
亡き母のところに訪問介護に来てくださっていたご近所のMさんが持ってきてくださった桜でした。
息子さんから誕生日に沢山桜をもらって、飾りきれないので、と大きな束でいただきました。
料理も裁縫もとてもお上手で、母が食べきれないくらいの美味しいお食事を作ってもらったり、寝たきりになった母がチューブを引き抜かないように、手にはめるミトンを縫ってもらったり、本当に言葉に尽くせないほどお世話になりました。何よりも母の話を丁寧にきいて、心通うケアをしていただきました。
母が亡くなってからも、美味しいゆずジャムをいただいたり、店ののれんを縫ってもらったり、私にとっては、とても頼りになるお姉さんといった感じの方でした。
その方は、もう今年の桜の季節には、いらっしゃいません。
昨年夏、突然の病に倒れ、新年を迎えることなく帰らぬ人となってしまわれました。まだ66歳の若さでした。
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同
桜を見ると、この漢詩を思い出し、母が、そしてMさんのことが偲ばれます。
母も今頃どこかでMさんにお会いして笑っているかもしれません。
「まさかこんなに早くまたお目にかかれるとは、思わなかったわ」なんて…
咲き乱れる夜桜には、美しさだけでなく、この世界ではないどこかに通じる妖しさが潜んでいるようです。
ご冥福をお祈りします。
嬉しい来客 [カフェ開店]
お店を開こうと思って、まず通った起業スクールの担当者のMさん。
スクールの説明会でお目にかかってから、もう3年になる。彼女のソフトな人当たりと、面倒見のよさそうなところにひかれて受講を決めたのが、大正解! 受講期間の半年の間の先生方や同級生との出合い、そして開店までこぎつけたことも、もとはというと、彼女のお導き???ということになる。
開店の連絡をすると、とても喜んで、「やっと今日お店に来れました~」とお花を持ってきてくれた。駅から店まで1時間もかけて、いろいろ寄り道しながらたどりついたとのこと。まことに彼女らしい。
ゆっくりお粥とお茶、お菓子を楽しんでいただき、お話をした。とても楽しい時間を過ごすことができた。
いろいろな方と出会って、今の自分や今のお店があるわけだが、その中で、「あの時、あの人に出会わなければ、今の自分はないよな。」と思うことが、ある。彼女はその大切な一人。
今度は「東京ウォーカー」に黒五ブランマンジェが! [カフェ開店]
と思ったら、もう今週には記事の確認のメールが来て、さすが雑誌はレスポンス早いな、などと感心してしまった。
なんだか、うちの「黒五のブランマンジェ」みたいなものが紹介されていいんだろうか、とも思うけれど、どなたかの目に止まって、ご来店いただけると嬉しいものである。
9月30日発売の号らしいので、よろしければ、書店で立ち読みなどしてみてくださいな。1ページの1/4くらいのスペースではありますが、写真はなかなかよく撮れています。他のスイーツと比べて、やや地味目かも・・・モノクロだし。
もともと「ブランマンジェ」というお菓子は、「白いもの」という意味で、牛乳をベースにしてアーモンドで香り付けしたババロアのような食べ物を指す。アーモンドの代わりに黒五を使っているので、「黒五のブランマンジェ」というネーミングにしたのだが、直訳すると、「黒五の白いもの」と、訳のわからないことになる。で、実物は、黒と白を混ぜるので、当然ながら、灰色になってしまう。2度も漉すのだが、固める途中で黒い成分の比重が重いのか、カップの底の方が黒いきれいなグラデーションになる。
味の説明は省略。「東京ウォーカー」を見るか、またはご来店下さいね(^_^)v
東京ウォーカー
http://news.walkerplus.com/tokyo/machi/200810/00000888/
one of 「東京の日本茶カフェ」 [カフェ開店]
銀座、新宿といった場所のそうそうたる日本茶カフェに混じって、当店「茶かわせみ」もとりあげていただいた。地図も付いているのだが、ホントに”東京の端っこ”であることが一目瞭然である。店の雰囲気、真空管ラジオ、看板などとてもよくまとめて紹介してある。FAXではよくわからなかった写真も実物はなかなか素敵だ。
実際にカフェ開店の調査のために行った店も多いのだが、ほかのお店のお茶の提供方法、メニューなども改めて参考になる。
「日本茶カフェの甘味」という特集に、当店の黒五ブラマンジェもとりあげていただいたが、他店の甘味メニューの価格と比較して、350円という破格の安さ・・・ 東村山価格だからなあ。ちなみに、この黒五ブラマンジェ、日本茶、コーヒーなどのお飲み物とセットだと、300円になりま~す。
スイーツ完売、冷蔵庫カラッポ [カフェ開店]
店の方も朝から、ご近所、知り合い、子連れのご夫婦・・・店内に活気があふれている。私は座るヒマもない。
お昼も、午後も、あ~だんだん足が棒になってくる。
シンクの洗い物は山を成し、がちゃん、と冷蔵庫から食器が転がり落ちて割れる。
お粥定食も、スイーツも完売で、5時で店を閉める。ところが気づかずにはいってくるお客様、
「もう、お出しする食べ物がないので・・・」というと、「コーヒーでいいから」といわれ、ホットコーヒーを淹れる。
冷蔵庫の中はほぼカラッポ、ひとつだけポツンと「フルーツ錦玉」が残っている。
お見事!
うらめしいレジ [カフェ開店]
途中でレジの打ち間違えの修正方法が不明のため、レシート発行不能状態に…
言うことを聞かないレジを横目でにらみながら、一日終了!
春雨の一日 [カフェ開店]
宅配便の荷物がやたら多い日だった。夫の真空管ラヂヲ君3号、海を渡って、はるばるデンマークより到着。厳重に厳重を重ねた包装を解くと、外見は健在っぽい。例によって、まずは電源を入れるが、予想にたがわずウンともスンともいわない。しばらくいじりまわしていたが、うっかり200Vに感電したらしく、撤退。
阿佐ヶ谷のお茶問屋さんから煎茶が到着。ダイキンの空気清浄機到着。最後はこちらもはるばる米国より空を渡って、看板到着。関税800円支払う。なぜにデンマークからのラジオには、関税かからず、米国からの看板には関税がかかるのか不明。きっと、法律の細かい字の中に、文字列が存在するか、しないか、であろう。おまけに伝票をよく見ると計算も間違っている…なんなんだ!?
未来はバラ色? [カフェ開店]
写真を貼り付け、キャッチコピーを考え、結構楽しい作業だ。十数年前、手仕事でHTMLスクリプトを書いていた時代が懐かしいような…しかし、PCのおまけのホームページビルダーは、「簡単モード」しか使えないため、隔靴掻痒の感がしないでもない。
インターネットを初めて使ったのは、まだJUNETの頃だった。9600ボーなんて通信速度だった。そのころ、「未来学」という学問もあるということを知った。ケイタイもようやく出始めた頃ではなかったかと思う。当時、今日の社会の姿を予想した人はどのくらいいたのか、それとも皆無だったのか。少なくとも私には想像できなかったなあ…
恐ろしく変わらない重さを持っているようでいて、突拍子もなくとんがった変化が出てくるのが「未来」だ。今現在を起点とすると,ES細胞による再生医療なんていうのも、十年後二十年後には普通になっているかも。その前に地球温暖化で地球が全滅してなければね(^_^;;
寒い一日 [カフェ開店]
昨日は日差しはあるものの寒~い一日だった。正月気分返上でアルバイトのお仕事に励む。四日から会社も始まったところが多い。
北山公園に行ってみると、この寒い中、犬の散歩だけはさせなければ、と歩く人数人。「犬は喜び庭駆け回り・・」と歌われているくらいだから、犬は寒さは平気なのだろう。南極にも北極にも行くもんな、と納得。どの犬も堂々と人を引っ張って歩いている風情。
カフェに限らず飲食店での動物の扱いは難しい。ドッグカフェとして、人と同伴可能、お客様としてドッグフードまで出すところから、ペットは厳禁のところまで。あまり堅いことはいいたくないが、やはり、動物を店内に連れて入るとなると、衛生面も不安が残る。通常、飲食店の入口で犬を飼ってたり、店内で小鳥が鳴いてたりはいない。
また、自分がペット大好きで、ペットの扱い、しつけについての明確な判断基準を持っていないと、他のお客様からの苦情への対処も揺らぎが出るだろう。
この地域の特性から、ドッグカフェにすることで、市場は拡がるだろうが、その分リスクも抱えるし、まず、私はドッグカフェをやりたい、というわけではない。当面は、ペットは外でお待ちいただくしかない。(これも頭が痛いところはあるが・・・)
盲導犬はどうするか?も問題。盲導犬はしつけ等行き届いてはずであるから、できればテラス限定で中に入れたいと思う。
「許容と排除」 判断の基準をひとつひとつ決めていく。「想定」の範囲を広げておかないと、すぐ「想定外」に突き当たってしまう。
明日はある? [カフェ開店]
三ケ日も終わり(今年は喪中だけど)、今日から気分一新で、カフェ開店までの作業項目を洗い出して、日程表をつくるぞ~っと、気負ってみたものの、私この「計画的作業実行」が大の苦手。あれもこれもと考えているだけで、やらなければならない項目の多さに辟易、そこで一服。
テレビを付けると、某有名寿司店での修行風景が...こんなに厳しい修行を何年も、何十年もやって、やっと寿司を握らせてもらえるっていうのに、素人同然の私が簡単にカフェなんてできるんだろうか、と暗~くなりかける。
夕食は、何故か寿司が食べたくなって、近くのスーパーで普段より一ランク上の寿司を買い、たらふく食べると、瞼が重い。重い瞼を引っぱり上げてお片づけ。
計画はまた明日から、と簡単に棚上げができるのも、B型の強み。明日は永遠に棚上げのままってわけにはいかないよな...
♪明日がある、明日がある、明日があ~る~さ♪、作った青島幸男も、歌った坂本九も、逝ってしまった。唄は残って、人は去る、か。
そういえば、昨年は、大晦日、ついに紅白歌合戦も1秒たりとも見なかった。夕方、投売り状態で買い物をして、形ばかりのおせち料理、黒豆(こいつは前の晩から手をつけないと元旦には間に合わず)、栗きんとん、煮しめ、紅白なます、煮豚を作りながら、一年の帳尻あわせに追われていたっけ。こればかりは、次の日には持ち越せない。だけど、正月は、もう、終・わ・り!