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Absent in the Spring [その他]

先日、BSでアガサ・クリスティの小説を読み解く・・・といった番組を目にして、「春にして君を離れ」という作品の題名が頭の端に残ってしまい、ついに文庫本を購入した。
 原題は、”Absent in the Spring" アガサ最後の小説だそうである。


 子育ても一段落したJoanという女性が、娘のところから夫のもとへ帰る途中、砂漠の中で列車のアクシデントにより、何日間かうらぶれた簡易宿泊所で一人で待つことになった。突然できたこの手持ち無沙汰な内省の時間の中で、その前の旧友との偶然の出会いを糸口に、今まで完璧な主婦、妻、三児の母であり続けたという彼女の自己満足の足元が砂のように崩れ落ちていく。そして夫に謝罪し、変わろうと思いながら夫のもとに帰る。


しかし、結局、彼女は、それほど簡単に夫に謝罪することも、当然ながら変わることもできなかった。

夫は、彼女に少し以前と違う感じは覚えるものの、やはり本質は変わらないであろう妻に憐憫の情をこめてつぶやく。
「Poor Little Joan, 君はやはり一人ぼっち、だけど君がどうかそのことに気が付きませんように」

Absent in the Spring, 春にぽっかり空いた心の穴。

春は、ちょっと怖い季節。



春にして君を離れ (クリスティー文庫)

春にして君を離れ (クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/04/16
  • メディア: 文庫



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アットホームなライブコンサート [その他]

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 昨夜はライブコンサート。

山本のりこさんの暖かい歌声を聞きながら、観客17人(当店にとってはこれが目一杯のキャパシティか?)が心地よい土曜の夜を過ごしました。店のBGMで流しているので、みなさん聴いたことのある曲が多かったようですが、やはり、生は一味も二味も違います。

こちらは、外に音もれはないか、玄関のインタホンがならないか、ヒヤヒヤしながらでしたが、途中MCの最中に、2階の電話がRing・・・
社会保険庁から委託されている×××サービスというところから、「息子さんの年金保険料未納があるので・・・」ということ、夜の8時過ぎにこんな電話をかけてくる非常識もさることながら、この督促電話にも多分の税金をかけているのであろう。といっても、電話の向こうの残業中の彼女には何の罪もないことなのだけど。ああ、腹立たしい!


コンサートの方は無事終了、終了後は山本さんを囲んで、なごやかに話もはずみ、ウシガエルの声に送られて、皆さん帰途につきました。

めでたし、めでたし。


CALOR

CALOR

  • アーティスト: 山本のりこ
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2002/10/07
  • メディア: CD



bitter sweet

bitter sweet

  • アーティスト: 山本のりこ
  • 出版社/メーカー: LD&K
  • 発売日: 2006/03/29
  • メディア: CD



草の指輪

草の指輪

  • アーティスト: 山本のりこ
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2004/05/21
  • メディア: CD



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ボサノバライブ [その他]

  今日夕方からは、はじめてのライブ。ボサノバシンガーの山本のりこさんをお迎えする。
4月の開店前にわざわざ店を下見に来てくださり、たった3人の観客のために歌っていただき感激!

狭い店なので、定員15名。はじめてアルコールも出す。

私の大好きな、チリワイン グランタラパカの赤と白スパークリング、 ハイネケンの瓶ビール。
喉から手が出てしまいそうだが、自分では飲めないけど、ドキドキである。
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茶香炉 [その他]

 最近、茶香炉に凝っている。お香も好きなのだが、どうも、アジア系の雑貨店で売っているようなインセンスは香りに品がないような気がして、好きになれない。かといって、和製のお香、「松栄堂」「鳩居堂」といったブランドの香木となると、目玉が飛び出しそうな値段になってしまう。スティックやコーン状のお香でも結構な値段の割に、短時間であっけなく終わってしまう。

 デパ地下のお茶屋さんなどでも、よい香りだなあと思っていたのだが、茶香炉を購入して、自宅で嗜んでみると、なかなかよい。キャンドルが必要なのだが、だいたい1個で2~3時間持つ上に、香りも控えめで、6畳程度の部屋だと、ちょうどよい具合である。

 茶葉もいろいろあり、緑茶、ほうじ茶、玄米茶、麦茶、ウーロン茶などのほかに、ローズヒップ、カモミール、ジャスミン、ローズマリーなどのハーブもそれぞれ、特徴的であるが、押し付けがましくはない。

 これから、自宅の庭のハーブやら、ちょっと古くなった茶葉など、なるべく安価に薫り高い方法を試行錯誤してみようと思っている。


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